重曹と酸素系漂白剤を組み合わせると、できあがるのがカビ取り剤です。
漂白効果だけでなく殺菌効果も備わっているので、しつこい汚れも処理できる掃除洗剤ができあがります。
重曹に組み合わせる酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウム100%になっているものを選択して下さい。
塩素系漂白剤や、合成界面活性剤については選ばないように注意して下さい。
重曹の性質はアルカリ性に分類されますが、酸素系漂白剤はより一層強いアルカリ性になっているので、酸性の汚れに対し有利な洗剤が作り上げられます。
強力なパワーを持つ掃除洗剤を作成するには、重曹と酸素系漂白剤、水がなくてはいけません。
重曹と酸素系漂白剤はどちらも同じ比率で混ぜますが、水の量で硬さをコントロールします。
タイルの目地だったりゴムパッキンにへばりついた汚れを取りたいときの掃除では、硬めに作成した洗剤を塗ってからラップを被せるようにします。
硬めにすると流れ落ちてしまうトラブルがないため、面倒な汚れには硬いタイプがおすすめです。
水が含有されているため、時間を置くと発泡作用が見られ、汚れが表に見えるようにしてくれます。
水を多めに入れてやわらかく作った洗剤は、食器やまな板などを漂白したり除菌したりする際に活躍します。
まな板洗いでは、全体にペーストを伸ばしながら塗りつけて、ラップをして放っておきます。
食器を洗う場合には、洗い桶の中にペーストを入れてよく溶かした後に食器を入れて、一定時間が経過したら洗い流します。
ふきんの漂白や除菌にも活躍します。
このような酸素系漂白剤を使用した掃除では成分が強力なため肌トラブルを引き起こす可能性があります。
長い時間使わざるを得ないときや肌の弱い人は、ゴム手袋などで保護して肌を守るようにしましょう。